それはこともあろうに昨日の夜のことだったー… 「大阪行かへん?♪」 そんなことを言いだしたのは隼人くんの親友であり、唯一私たちの関係を知っている、慶太さん。 よく私たちのマンションに遊びに来ては私の作る料理を食べて帰って行くのだ。 そして丁度その日も1学期が終わったから祝杯をあげよう!!とか言って晩ご飯を食べに来ていたのでした。 『一人で行ってこいよ。』 にこにこな笑顔の慶太さんを冷たく引き離したのは隼人くん。 でもこんなことで引き下がるなら慶太さんじゃなかった。