月の都市のハル

「分かった。じゃあ、これで俺とお前との契約内容ができたな。ただなぁ、俺が教えてやるんだから『少しでも上達』どころで済まされねぇようにしてやるよ。その代わり、一切妥協しねーからな。」

ハルさんは、ぐいっと私に顔を近づかせた。

「分かったな?絶対に逃げんじゃねーぞ。」

「は、はいぃ!!」

気迫に負けて、ピシリと背を伸ばして私は答えた。