｢桜、綺麗だね～｣


｢そうだね｣


あ、自己紹介忘れてた(笑)
おはようございます！
あたし、一ノ瀬陽向って言います。
実は、今日から高校3年生になるんです！
どうぞよろしく～(笑)


｢何考えてんの？ﾎﾞｰｯとしちゃって｣


あ、この人の紹介忘れてた(笑)
朝から人の部屋に勝手に入ってきた、
この人、東野楓。同じ年だよ！
楓とは中学の時に仲良くなって、
それから、高校も一緒で、いわゆる親友！
楓は、美人で背高いしｽﾀｲﾙ良くて性格も
しっかりしてて。もう、とにかく自慢の
親友なの～！あ、楓のﾁｬｰﾑﾎﾟｲﾝﾄは
胸の下ぐらいまであるｻﾗｯｻﾗの黒髪！
ま、それに比べてあたしは...
童顔でﾁﾋﾞで性格も何か良い言い方で言うと
まぁ、穏やか？って感じなんです。
あ、良いとこが1つあるんです！
栗色のﾌﾜﾌﾜｻﾗｻﾗの肩ぐらいまであるﾎﾞﾌﾞ！
これだけは自慢なんだよね～。
って言っても、他には何もないんだけど...
やだな～、もう...


｢...ねぇってば！｣


｢...ん？どうしたの、楓｣


｢どうしたのじゃないよ！さっきから
ずっと呼んでるんですけど！｣


｢ごめん...｣


｢まぁ、いいけどさぁ。てか、あれ見てよ｣


｢え？｣