私が君に落ちた日






「うん、コンタクト。」


ぶっきらぼうに放たれた彼の言葉。


『中学校同じだったよね?!』

これまた気まぐれで放った疑問。

答えなんてわかってるけど
男子との関係が欲しかったチャラチャラした私は、ほぼ無意識に会話を繋げていた。




「あー…うん、そうだね」


一度は問題を解くため下を向いていた視線を私に向け、彼はそう答えた。




きっと自分からは話さないけど、話しかけられたら返す割と接しやすい人なんだ…
というのが、私が彼に抱いた第一印象そのものだった。