パンプスとスニーカー

 「それより、もうすぐ戦闘開始でしょ!気合入れて頑張ろう!!」




 そのあまりに屈託のない笑顔が、女らしくなった外見とは違いあくまでも子供っぽくって、やはり彼女に女は感じないなと、武尊は思わず微笑ましく笑ってしまう。




 「君って…」 

 「え?」




 ついそのまんま言いかけ、さすがにいくらなんでも言いすぎかと口を噤む。




 「そんなに気合入れてくれなくていいから。俺のことなんだし、君はちょっとしたデートを楽しむつもりでいてくれれば、それで十分だよ」




 気を使ったつもりだった。


 が、




 「何言ってんのよっ、人生かかってんでしょ?呑気なこと言ってないで、もっと気張りなさいよね!」




 バンッ!




 「いってぇ~~~」




 思いっきり背中を叩かれ、女の子とは思えないバカ力に、武尊は盛大な悲鳴をあげた。




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