「…………」
ひまりも同様だったが、そんなふうにこだわりなく否定されると、天邪鬼なつもりはないのに、それはそれで残念なような複雑な気持ちになってしまった。
「ひまが持ちたいって言うのなら、それでもいいかなってくらいかな」
「…持ってくれるの?」
「うん、初めてだけどね。そういうの」
武尊のキャラクターからすれば、その言葉は意外ではなかったが、逆に意外な気がしないでもない。
さすがに詳しくは聞いていなかったけれど、美紀の話からしても、おそらく武尊なら相当数の女の子たちと付き合いがあっただろう。
それなのに、そうしたことをしたことがないのが不思議だった。
…高校生の時とかに、お揃いのものを彼女と持ったりしなかったのかな。
なんて。
「でも、考えてみればさ」
「うん?」
「ひまみたいなタイプの女の子と付き合うってこと自体、俺にとっては初めてのことなんだよね」
「………え?」
「だから、いろんなことが初めてでも、それはそれでいいかなってさ」
*****
ひまりも同様だったが、そんなふうにこだわりなく否定されると、天邪鬼なつもりはないのに、それはそれで残念なような複雑な気持ちになってしまった。
「ひまが持ちたいって言うのなら、それでもいいかなってくらいかな」
「…持ってくれるの?」
「うん、初めてだけどね。そういうの」
武尊のキャラクターからすれば、その言葉は意外ではなかったが、逆に意外な気がしないでもない。
さすがに詳しくは聞いていなかったけれど、美紀の話からしても、おそらく武尊なら相当数の女の子たちと付き合いがあっただろう。
それなのに、そうしたことをしたことがないのが不思議だった。
…高校生の時とかに、お揃いのものを彼女と持ったりしなかったのかな。
なんて。
「でも、考えてみればさ」
「うん?」
「ひまみたいなタイプの女の子と付き合うってこと自体、俺にとっては初めてのことなんだよね」
「………え?」
「だから、いろんなことが初めてでも、それはそれでいいかなってさ」
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