…またって、明日かいっ!?
驚愕している孫息子やひまりを放置して、祖母はさっさと次へと進めてしまっている。
「いろいろ男手だけでは、ひまりさんも戸惑うことがあるでしょう?」
「え?あ…そのぉ」
「えっと、その…さ」
思わずひまりと二人顔を見合わせ、再び祖母へと視線を戻し、なんと言って祖母を翻意させるべきか、武尊が軽く悩んで言葉を選ぶ。
「悪いんですけど、明日は…」
口を開いたとたん、到着していたタクシーが短くクラクションを鳴らして、武尊の断り文句を邪魔だてした。
「ほらほら、早くしないと催促されてるわよ」
「待たせておけよ」
「何言ってるのよ、呑気で暇な学生のあんたと違って、ひまりちゃんや私の夜は短いんですからね。こんなところでグズグズしてないで、さっさと夜の街へ繰り出しましょう」
「不良医者め」
武尊のボヤキを完全無視し、一佳がまずは祖母をタクシーへと乗せた。
「では、皆あまりハメを外しすぎないように」
「はぁ~い」
「……はい」
「はい」
子供よろしく上機嫌で元気よく返事する一佳の後ろで、武尊とひまりがそれぞれに小さくため息をつく。
祖母の乗ったタクシーを見送り、
「よぉしっ、武尊!ひまりちゃん!!今夜はオールナイトよぉ!!」
一佳が振り返って、握り拳を夜空へと高く振り上げた。
「頼むから…それだけは勘弁して」
*****
驚愕している孫息子やひまりを放置して、祖母はさっさと次へと進めてしまっている。
「いろいろ男手だけでは、ひまりさんも戸惑うことがあるでしょう?」
「え?あ…そのぉ」
「えっと、その…さ」
思わずひまりと二人顔を見合わせ、再び祖母へと視線を戻し、なんと言って祖母を翻意させるべきか、武尊が軽く悩んで言葉を選ぶ。
「悪いんですけど、明日は…」
口を開いたとたん、到着していたタクシーが短くクラクションを鳴らして、武尊の断り文句を邪魔だてした。
「ほらほら、早くしないと催促されてるわよ」
「待たせておけよ」
「何言ってるのよ、呑気で暇な学生のあんたと違って、ひまりちゃんや私の夜は短いんですからね。こんなところでグズグズしてないで、さっさと夜の街へ繰り出しましょう」
「不良医者め」
武尊のボヤキを完全無視し、一佳がまずは祖母をタクシーへと乗せた。
「では、皆あまりハメを外しすぎないように」
「はぁ~い」
「……はい」
「はい」
子供よろしく上機嫌で元気よく返事する一佳の後ろで、武尊とひまりがそれぞれに小さくため息をつく。
祖母の乗ったタクシーを見送り、
「よぉしっ、武尊!ひまりちゃん!!今夜はオールナイトよぉ!!」
一佳が振り返って、握り拳を夜空へと高く振り上げた。
「頼むから…それだけは勘弁して」
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