パンプスとスニーカー

 またも二人、仲良く?ハモってしまう。




 「「えっ!?」」

 「ひまりちゃん、こいつと付き合ってるなら、それなりに遊びにも連れて行ってもらったかもしれないけど、ガキんちょとは、またひと味違う楽しみ方を私が教えてあげるわね?」




 …ガキんちょ。


 年上好みの武尊が、年相応の遊び方をしていないことなど承知していながらの姉の暴言の真意を測りかねて、武尊が顔を引き攣らせる。


 …まさか、一姉、全部気がついてるんじゃないだろうな。


 あるいは祖母も…。


 大いに疑わしい。


 かといって、始めてしまったものは、押し通すしかない。


 ましてや、騙した相手が何も言わないものを、騙した張本人が白状しようもないだろう。




 「おばあさま、送ります」

 「あなたは、ひまりさんと一佳をエスコートしてあげなさい。私も子供じゃないんですから、タクシーに乗って一人で帰ることくらいできますよ」

 「はあ、それはそうでしょうけど」




 もっともではある。




 「そうそうひまりさんね、お友達の家に荷物を預けているそうだから、明日にも運び込むのを手伝ってあげるといいわ」