てくてくと歩く。

てくてくと歩く。

すると、前から犬がやってきた。

「やぁ犬。久しぶりだね。こんな所でどうしたんだい?」

僕は普通に話しかけた。

「…桃太郎さん」

悲しげな目をした犬。

「私は一体、なんなのでしょうか」