「何か飲む~??ピザとかもあるけど」
リビングに通されたアタシと柚矢。
キッチンからは辱希先輩の声がする。
部屋の中は少し散らかっていた。
飲んだ後そのままのジュースの缶やあと少ししか入ってないお菓子の袋が散乱している。
「風香~!俺、ファンタ!あと、寿司食いてえ!お前らは??」
タクさんがあたし達のほうを振り向いていった。
「俺、コーヒー。」
柚矢がキッチンに向かって言った。
「紫乃ちゃんは??何がいい??」
タクさんはソファに腰を降ろしながら言った。
「あ、えっと・・・」
こういう時ってなんて言えばいいんだろ・・・

