先輩は彼氏!?



「つか、この子が~・・・」


タクさんがアタシを見下ろす。


一瞬目が泳いでしまった。


タクさんはすっごい迫力がある。


「あ、アタシ!空豆紫乃ですっ」


アタシはぺこっとお辞儀をした。


「俺、天見拓也(アマミタクヤ)。柚矢の超大親友」

大親友に『超』を付けるくらい仲がいいのか・・・笑


「おい、タク近い。」

タクさんの顔が少し遠のいた。


アタシの心臓はバクバク。

こんな美男美女の中じゃ絶対浮いてるよね。


「つか、部屋入んねぇの?」

タクさんが柚矢の方に向き直って言った。


「おめぇらがココで話し出すからだろ。」

柚矢がベッと下を出して見せた。