柚矢side


「柚矢、頑張ってね!」

「ぅいー」


俺は1年の昇降口に脚を急がせた。


「おはようございます」


俺は営業スマイルで蒼空を見た。


「・・・」


って、オイ!


無視かい!


蒼空は俺をスルーしようとした。


で・も!


俺様から逃げられるとでも??

ガシ

「おい、待て。」


俺は蒼空の腕を掴んだ。


「ふ。」

は?


何、鼻で笑ってんの??


「オィ「裏の顔、見せちゃって良いんですか??センパイ」」

は??


「ふーん。噂どうりの良い子ちゃん振り」


んぁ゛!?


「うわさ??」


俺はキレ気味に蒼空の顔を見る。


「はい。センパイは極悪非道な人間だなんて。しーチャンも可愛そうに。」


またまた、はぁ!?


「おい、顔貸せ。」


俺は蒼空と一緒に生徒会室に来た。