「待った?」


柚矢の言葉は右から左に流れ去った。



か・・・・


「カッコイ・・・」


「マジ?紫乃に褒められると嬉しいんですけど。」


「///。か、買い物行くよッ!」



近くのスーパーで適当に材料をそろえてたけど。


買い物カゴを持ってくれる柚矢は優しかった。


「何食べたい?」


「んー。オムライス。」

「男子って基本皆好きだよね。」


「んー。そう?」


「うん♫なんかねー。蒼空クンも好きなの。オムライス。」
アタシは昔の事を思い出した。


蒼空クンはオムライスが大好きだった。


「蒼空って人のこと、紫乃好きなの?」


え?


そんな訳・・・


「無いじゃん。あたしは・・・柚矢が好・・き」

「知ってるけどねーッ♫」


えー!!


柚矢って


柚矢って


「プチSー!?」


「さぁ??」


柚矢は口角を上げてにっと笑って見せた。