『先輩!朝練お疲れ様です!』



「あぁ、ありがとう」



テニス部の朝練で

汗をたくさんかいてる先輩

そしてそれを支える私!











…でわなく、



「ちょ、優翔(ゆうと)くん!タオルでちゃんと吹きなよ!」


「あぁ
美香、ありがと」




高身長カップルっぽい優翔先輩と美香先輩


実際彼女の私が言うのはおかしいけど




『絵になるなぁ。。。』


「あ、ふーちゃん!おはよ!」




「ふーちゃん?」

『はい、フーちゃんです
おはようございます!美香先輩!!』






「…ムー〇ンみたいで愛着湧きそうだな」



先輩、独り言いうならもう少しぼそっと言いましょう


わたしは愛着湧いてもらえると嬉しいですが!!






美香先輩は私を見て

「ほんと、こんな可愛い子が優翔の彼女なんて信じられない!」



と飛びついてきた



『え、かわいい!?』


「うんうん、小動物みたい!
フーちゃん優翔なんかやめて私と付き合おうよ〜」



『…どーせチビですよ!!』





155cmの私が175cmの美香先輩と並んだらその差は歴然。。。







「美香?」


優翔先輩の少し低い声



「はいはい、邪魔者は退散退散」



美香が消えた後、教室まで優翔を送るのは楓花の日課だった