へ~…私、そんなすごい人とスレ違っちゃったんだ。
なんか…感激。
    
      

私はさっき命くんが拾ってくれたペンをジッと見つめる。



彼の拾ってくれたペンはまだ柔らかな温もりがあった。


あったかい…。
命くんの手、白くて温かかったな…。


 
受け取るときに、少しだけ触れた手がまだ熱い。
なんでだろう…?



…いやいや!!こんなの考えるなんて変態じゃん!
   

 
私は頭に来る思いを忘れて授業に再び向かった。