*ハツコイの味*-空色のキミに-

抵抗する気がなくなって動かない私を見て、瑠花ちゃんはバカにしたように笑った。



霞む意識を必死で集中させて、瑠花ちゃんの顔に焦点を合わせた。



「はぁっ…あんたの気持ちもそこまでだったのね?ふふっ…あの女も、皐月もバカなやつら。」 


は…?

今、この子…。


    


何て言った…?




私のなかで渦巻いてる物が私の意識を揺らした。