「うんっ…!!ごめんね、すぐこれなくて!!」


「そんなことっ……!!!」 



真利ちゃんのせいじゃない。
私が簡単に、油断しすぎてたから……。
 

私のために自分自身を責める真利ちゃんに申し訳なさを感じた。



目頭がまた熱くなる。
ごめんね、真利ちゃん……。


「真利ちゃん……、ほんと、ごめんね。」



「謝んなくていいのっ!!!」 


お互いに謝ったりしながらも目からの涙は止まらない。


チラリと横目に皐月くんを見ると、悲しそうな顔をしていた。


皐月くん……?