*ハツコイの味*-空色のキミに-

喉の奥からびくついた声と、苦しさで全快の声が出た。


やばい…苦しい…。
痛い、痛いよ…。



意識が朦朧としてきて目が霞む。
私は苦しみすら感じなくなっていた。



あ、…もう、ヤバイかも…。
抵抗する気も失せて手から力が抜けていく。




失いかけていく意識の中、懐かしい声が聞こえてきた。



「…あ、…ん…り!」