*ハツコイの味*-空色のキミに-

私が死ぬ気で訴えても女の子は掴んだまま。


それどころか顔をニヤリと歪めて掴む力を一層キツくした。



「そーよ…アンタがこのまま死ねば…命は私のモノ…。」


 歪められた口から漏れた言葉に私は体を震わせた。

そんな…!!
この子、私のこと殺すつもりなのっ?!?!



いや、…。
死にたくない!!!



心のなかでは恐怖感が既に百パーセントで目覚めきっていた。


必死に対抗しようと手を離そうと試みるが、びくともしない。



ち、力強すぎ…



「ぅ、ぁっあ!!!!!!」