「ねぇ、ちょっといい?」



沈んだ私の気持ちを遮るような高い声で私は顔をあげた。


誰??
なんかキツそうな声だなぁ~……。


若干の苛立ちを感じて悪態をつきながらも返事をする。



「え、誰ですか……??……えっ?!」 




「なんなのよ、えって。」 




思わず驚きの声をあげてしまい、女の子は不満の声を漏らす。



だって、だって!!!
目の前にいる子はこの前の黒髪ショートの女の子……!!!


そりゃぁビックリもするよぉっ!!!