「あれ～??おかしいなぁ……」　


何回数えても余分に余るプリントが何枚かある。
先生から貰ったとき、こんなあったっけ？

　
不思議に思って、顔をあげた。



「はぁ～……疲れ……きゃぁっっ!!」


「そうだねー、疲れたねーって……えっ?！」



な、なんで人がいるの?!　
教室には私一人だったのに!!　


顔をあげるとひとつ前の席に、知らない男の子が座って私をジッと見ていた。
　　
　　
え？え？



いつの間に入ってきたの??
私は悲鳴をあげたことも忘れて考える。



まさか、……
まさか、だよ？



……幽霊っ?!?!




「や、やだーっ！！出てって～！！」


「は、はい?!?!」