いつか

 《裕子side 》

 「まず、実行委員長決めるぞ!やってくれるやついるか?」 
 
 「シーン」

 だよね 誰もやりたくないって、

 こういうときっていつも 同じパターンで来るよね、最悪なパターン

 「時間ないから、勝手に決めるぞ!」

 先生、勝手に決めるぞって、絶対にさ

 「委員長に鈴木、副に長野よろしく!」

 そう来ますよね。
 
 さーて どうしましょ!

 100歩譲って委員長はわかるよ!
なんで長野と一緒なの?

 てか、委員長なのも分かんないは
なんでうちなの?

 「よろしく、裕子ちゃん!」

 何?そっちはやる気なの?

 もしかして委員長やりたかった?どうぞ
どうぞ!やってください!

 てか代わってよ!

 「長野、委員長やる?逆でも!」


 「いや、裕子ちゃんの方が向いてると思うよ!うん!」

 え?なんか、悔しいけどカッコいい!

 何回かこいつを誉めてるの?悔しい!

 「…」
 
 「話し合いは終わったか?じゃあこれからよろしくってことで!ここに書いてあるプリントを、明日のクラスで伝えてれ!」

 「えっ!まだ決『了解です!』」

 皆ー!

 嘘でしょー!