『アリス今日も可愛い!てか元気良すぎ、そこもいいんだけど。』
 
 「おはよう!楓!」
 あー!なんか機嫌悪、彼氏とけんか?

 「…」

 てか無視ですか、いいですよーだ!私だって無視してやる!
 
 隣の席だから気になるんですけど…

 いいや 勇気出せ私!

 「楓さん、なんかあり『聞いてよ!もうやんなる!』」あっ!話した!

 「聞いてあげましょう、この優しい裕子さんが!」
  
 「なに?その裕子の笑顔?『可愛い!』」

 裕子さん声でか過ぎみんなの注目集めてどうすんの?でもその顔は可愛いな。

 「皆さん注目してて、話せない。」

 え?
 
 みんな?
 
 え?なんで皆こっち向いてるの?

 あ!うちが声がでかいからだ!

 「ごめん!てかなんで男子顔赤いの?」
 
 「あんたが可愛いからだよ!ボソッ」

 「え?なんかいった?」
  
 まあいっか!早く楓の話聞かなきゃ!
 
 「屋上行くよ裕子」

 おー!待ってました!
 
 え?朝のホームルームは?

 「あんたと喋ってたら余計ムカついてきた!朝のホームルームはサボる!」

 なんで、うちの言ってることわかんの?
 
 「あんた全部声に出てる!」 

 あちゃーやってもうた!