嫉妬で埋め尽くされてるその瞳が
綺麗なお顔だから、余計に際立つわねぇ
なんて、場違いなことを考える
「ひなちん!!」
香穂の声で現実へ引き戻される
ああ、こんなことしてる場合じゃなかったわね
「すいません。ありがとうございます」
黒澤葵の腕からすり抜けて立つ
「日向ちゃん!!」
「あ、会長」
「大丈夫??怪我ない??気分悪くない?え?保健室行く?わかった、じゃあ付き添うね」
うん、五月蝿い
「会長、大丈夫ですよ。怪我はしてません」
にっこりと笑うとよかった、と胸をなでおろしている会長
それから、5人組と佐々木愛梨が学校の中へと入ったことによりその場は静かになった


