「黒澤葵!!!」
バンッとこれでもかっていうくらいの力で扉を開けたその先は…
優雅に座る幼なじみ
とその周りを囲むイケメン4人プラスお姫様
「あれ?副会長さんじゃーん」
葵が口を開く前に喋りだした
「市村翔」
何個ボタン開けてるのっていうくらいのだらしない着方にフェロモンが溢れ出ている顔
うむ、イケメンだけども
女の子は来るもの拒まず去るもの追わずの最低男
「別にあんたは、どうでもいい」
市村翔には興味なんてないし
「黒澤、葵。何してくれてんの」
腹の中が煮えくりかえりそうだよ
「どういうことかな?」
にっこりといや、黒い笑顔を向ける