『2人でだからな!!』



『うん!!』



私は、遥乃に服を借りに行った。



『花里愛!!これなんて似合うんじゃない?』



『何か気合い入れてるって思われそう…』



『花里愛は可愛いからゆるふわ系似合うよ!!ちょっと着てみて!!』



『うん…』



『どう…かな?』



『すっごく可愛いよ!!これにしよ!!』



『うん、ありがとう!!』



『じゃあ、次はメイクね!!』



『うん…』



『よし、出来た!!次は髪型だけどやりたいのある?』



『えっと、普通でいいよ…』



『じゃあ、私が勝手にやっちゃうね?サイドポニーテールね?』



『遥乃、凄いね!!』



『花里愛…すごく可愛いよ!!』



『ありがとう!!』



そして、土曜日になった。



『花里愛…早くして!!』



『やっぱり変かもしれないから待って!!』



『開けるぞ!!』



ガチャ



『…!?』




『遥、どう…かな?』



『いいんじゃね?』



やっぱり変だったかな?



『早く行くぞ!!』



『うん…』



私達は映画館に行き花里愛がケータイ小説で書いた実写化を観た。



『あった…「甘い悪魔と天使のくちづけ」』