『怒ってない?』



『別に怒ってないから!!』



『遥、目が笑ってないよ…何でもいうこと聞くから許して!!』



『なんでもって言ったか?』



『えっ?うん…』



『じゃあ、今日の学級委員決めで立候補してね。それが一つ目』



『うん、分かった…』



そして、学級委員決めの時間



『立候補する人〜』



『ねぇ、笑夢…立候補しなよ〜』



『え〜』



『はい、私やりたいです。』



『大西さんでいいですか?』



『私もやりたいです!!』



『では、小鳥遊さんと大西さんで選挙します。』



『伏せてください』



ザワザワ



『小鳥遊さんがいい人!!』



バッ



『手を下ろしてください…』



サッ



『大西さんがいい人!!』



バッ



『手を下ろしてください…』



サッ



『顔を上げてください。』



ザワザワ



『大西さんに決まりました。』



『ちょっとどういう事よ。みんな何で花里愛にしたの!!?』



『だって、大西さんお前より可愛いし真面目だし…』



『私、花里愛の事好きだもん!!』



『私、花里愛と友達だし…』



『俺も、花里愛好きだから…』