『あっ、これとかいいんじゃない?』



『よく分かんないけど…』



『あっこれ、手作り出来るらしいよ。』



『本当だ。これにする。』



俺達は作り上げた。



『遥って器用だね。』



『あぁ』



俺達はタルトの材料を買いに行ってそのまま遥乃の家に行って作った。



『出来た!!』



『やっぱり、遥は何でもできるね!!』



『まぁね。』



俺はそのまま持って帰った。



『ただいま!!』



『遥、おかえり遅かったね?』



『なぁ花里愛…目閉じて』



『えっ?うん』



フワッ



『目、開けて』



私が目を開けると、髪にバレッタが着いていた。



『えっ?』



『気に入らなかったか?』



『ありがとう!!すごく、嬉しいよ!!』



『よかった…あと、これ、』



『これ、なーに?』



『タルトだよ!!』



『だから、あの時…』



パク



『どうだ?』



『おいしい!!』



『よかった…』



遥はそう言いながらニコッと笑った。



『遥ってたまに可愛いことするよね?』



そう言って私は遥の頭を撫でた。