笑夢が言おうとすると、それをさえぎるように遥は言った。



『言い訳なんて聞きたくねぇ花里愛、行くぞ』



『うん…』



私達、四人は出て行った。



『遥乃、おすすめの服屋ない?』



『あるよ。渋谷にあるSMILEっていうお店だけど…』



『ねっ可愛いでしょ?』



『あ…あぁ…』



『いらっしゃいませ。お客様、何かお探しでしょうか?』



『こいつに合う服探してる。』



『彼女さんですか?』



『あ、はい』



『可愛くしますね!!』



『じゃあ、このワンピなんてどうでしょう?』



『えと…』



スカート短すぎないかな…



『とてもお似合いですよ!』



『ありがとうございます…』



『彼氏さん、いかがですか?』



『か…可愛い!!』



『お買い上げありがとうございます。1万3000円になります。』



『ありがとうございました。』



私達はそのままカラオケに戻った。



《ガチャ》



『遥、戻ってきたの?』



『ああ』



『花里愛は?』



『花里愛…入って…』