『えっ?遥、なんで?』



『ずっと聞いてたけどさ遥斗!!花里愛に謝れ』



『はっ?お前、ゲームなんだろ?花里愛はもう俺がもらった。』



『だったら、次のテストで私よりもよかった方にするから…』



『でも、お前オール5だろ?』



『そうだよ。遥、私は遥を応援してるよ!!だから、頑張ろうね!!』



『ちょっとそこ!!えこひいきなし!!』



『遥乃、いつからそこに?』



『さっきからいたよ!!じゃあ、私は遥斗に勉強教えよう。』



『じゃあ、私は遥ね?遥は絶対勝つから!!』


『そういえば、両方とも勝ったらどうなるの?』



『その時は、二人の中で多いほうになるけど…』



『ふ〜ん…』



『な…なぁ俺の本当に好きな人知りてぇ?』



『えっ?教えてくれるの?』




『俺が、この勝負に勝ったら教える。』




『うん、分かった。』




そう言って微笑んだ。



『なぁ本当に俺が勝ったら付き合ってくれるのか?』



『好きになれる努力するね?』



『お〜!!』



『そうと決まれば遥、帰ってから勉強するよ』



『はっ?俺いつもノー勉で90点はとれて…』



『それじゃあ負けるよ?100点取ってもらわないと!!』



『わかったよ!!帰ってから勉強すればいいんだろ?』



『わかればいいの!!』



『お前、本当に真面目だな!!』



『勉強は、大事だからね。』



『ハイ、ハイ』



『早く帰って勉強するよ!!』



私達は教室を後にした。