『お前が怪我してなくて良かった!!』



遥はそう言って私の頭をなでた。



『うん…』



『きゃぁぁぁ遥くんがぁぁ』



『何?てか、お前らいつまでここにいるつもり?』



『そ、それは…』



『俺、花里愛と二人きりがいいから早く出てってくれねぇ?』




『ご、ごめんなさぁぁい!!』




そう言うと、美紅達は泣きながら保健室を出ていった。




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しばらく沈黙が続いた。



『な、なぁ?』



『な、なに?』



『お前、俺の事前から知ってた?』



『え、なんで?』