そして、私を受け止めた。



【ドンッ】



私は怖くて瞑(つぶ)っていた目を開いた。



『あ…れ?痛く…ない?』



『きゃぁ~遥くん!!』



『えっ?』



遥は私を受け止めたことで気絶している。



『え…は…る?…ねぇ…遥…目を開けてよ…』



【ギリッ】



私は走り出し夏輝達を呼びに行った。



『夏輝くん!!出雲!!遥が大変なの!!』



『えっ?』



『遥が階段から落ちたって!?』



『今行く!!』



二人は私の後を追ってきてる。



『遥!?』



『保健室…連れてくぞ!!』



『花里愛…一緒に行こう!!』



『うん…』



『美紅…ウチらはどうする?』



『やばいよ…これ…』



美紅達が話していると私は言った。



『あなた達も来てくれる?』