『花里愛~聞いたわよ!!』



『あんた、遥くんと別れたんだってね?』



『ちょっとトイレまで付き合って?』



美紅達は私を引っ張ってゆき個室に閉じ込めた。



【バッシャーん】



久しぶりだな…この感覚…



いつもは遥がいたからよかったけど…


もう頼れないからな…



『きゃぁ!!きったなぁ~い!』



『普通の水道水なだけ感謝してほしいよね?』



『ほんとそれ!!』



『授業終わるまでそこにいてよね!クスッ』



美紅達が出ていくと私は溜めていた思いが出てくるように涙が溢れだした。



『男子の事…好きになったの初めてだったのに騙されてたなんて…』



凍りついた心が溶かされていってたことにより我慢していた涙が溢れていく…