誰か倒れてたんだ…



遥は女子を抱き抱えていた。



遥…優しいな…



でも…私以外の女の子にそういう事されるとちょっと嫌だな…



私…こんなに嫉妬深かったっけ?



遥が私を変えたのかな…



私は遥を追いかけた。



すると、遥は女子を下ろしていた。



(ひな)…本当に倒れたフリするのやめろよな!!』



『え~…だってアレやると遥…必ず来てくれるでしょ!?』



『ほんとにおもいんだぞ!』



『ひっどぉ~い!!病弱女子に重いなんていう?』



『本当だし…』



遥に私以外の猫かぶらない女子がいるなんて…



やっぱり…嫉妬深くなったんだな…



『遥!!』



私は、遥達に近づいて行った。



『えっえっと…』



雛は困った感じで言った。



『大丈夫だ!!先に行っといて!!』



私達は屋上まで行った。



『遥…今までごめんね!!私、今日から自分の家に戻るから…あと、みんなにばらしてもいいよ。もう話しかけないでね…』



『はっ?おい!!どういう事だよ!!』



『遥…本当は違う人が好きだったんだよね?…ごめんね…』



『俺の好きなのは…』



『じゃあね…』



【バタン】