遥に、そういうとパクッとひとくち食べた。



『まずくねぇよ…普通にうめぇんじゃねぇ?』



『本当?気…使わなくていいよ!!』



『本当だって…疑うなら食べてみろよ!!』



遥は、そう言ってクッキーを自分でくわえて私のアゴをくいッと上げクッキーを食べさせてきた。



『なっ/////』



《キュン//////////》



『なっ?うめぇだろ?』



『まぁ、美味しいけど…』



私が、顔を赤いのを隠して言うと遥は、言った。



『素直じゃねぇな…』



『遥に、言われたくないから!!』



『はい…はい…』



【下校時間になりました…校内に残っている生徒はすみやかに帰りなさい。】



『そろそろ、帰るか?』



『うん…』



私達は家に帰ろうとドアから出てった。



その時、教卓の机の下から黒い影が二つ出てきた事を私と遥は気づかなかった…



『何よ…あれ…遥は、私のお兄ちゃんなのに!!』



『心配するな遥乃…花里愛は、いつか俺の物にするからな!!』