そして、放課後みんなが帰ったあと、私と遥は、教室にいる。



『あっ…あの、遥!!』



『何?花里愛…』



遥はスマホを片手に呟いた。



『これ、受け取ってくれ…ますか?』



私は、両手で水色の袋を渡した。



『えっ?』



遥は、目を丸くして受け取り袋を開けた。



『これ、お前が作ったのか?』



『うん、まずかったら捨てていいからね!!』