加奈はそう言うとニコッと笑った。



そして、その後ラッピングすることにした。



私は、水色…加奈はピンクのハート柄にした。



『やった!!可愛くラッピングできた!!』



加奈は飛び跳ねながらそう言った。



加奈はいいなぁ…悩みなさそうで…



『そう言えば加奈って好きな人いるの?』



『うん!!いるよ!!』



『えっ?誰!?』



『えっとねぇ…伊井島夏輝(いいじまなつき)君だよ!!』



『意外だなぁ…だって、あの人ヤンキーチックで怖くない?』



『えっ?そう?でも、実際はすごく優しくていい人だよ!!』



『うん!!もちろんチョコ渡すでしょ?』



『うん!!渡すよ!!』



加奈はそう言うとニコッと笑った。



私は、チラッと時計を見た。



『あっ!!もうこんな時間!!』



私がそう言うと加奈も時計を見た。



『本当だ!!もう帰るね!!』



『うん!!』



『バイバイ!!』



帰りに落としたりしないよね?



加奈ならやりかねないから大丈夫かな?