私は泣きながら門を走って出ていった。



【ドンッ】



『いった』



『あれ?大西花里愛さん』



東堂…遥斗?何でこんなとこに?



『えっ?遥斗君』



『なんで泣いてるの?大丈夫?』



『遥と喧嘩しちゃって…』



『なら俺の家においで』



『えっでも迷惑じゃ…』



『全然…だからおいで』



『うん、ありがとう』



私達は遥斗くんの家に行った。



『なぁ俺もお前の事花里愛って呼んでいい?』



『いいよ!』




『空き部屋あるからそこでいい?』



『うん…ありがとう…』



そう言うとシンプルな部屋に案内された。