その様子を遥斗と出雲が見つめていたのを私は知らない。


『ねぇ、遥斗…花里愛ばっかり見てへんでうちん気持ちにも気づいてや!』


『えっ?お前、いつの間に来たの!?』


『うち、遥斗のことえらい好き!そやさかい結婚前提に付き合うて!』


『俺は、花里愛のことがまだ好きだから結婚は桜を好きになってからになるがそれでもいいのか?』


『いける!いける!うちは遥斗のこと待ってるさかい!』


『なら…いいけど…』


『俺…遥斗と桜がくっつくなんて思わなかった。』


『私達も付き合わない?出雲!!』


『えっ?遥乃ちゃん!?』