『あれ?花里愛は?』


『ひとりであっちのほう行っちゃったんだけど見えなくなっちゃった。』


『俺、行ってくる!!』


『あぶねぇぞ!!』


『花里愛に何かあったら俺…』


『とにかく行ってくる!!』


バシャッ…ザバ~ん…


出雲は花里愛の浮き輪が浮いているのを見つけた。


『これ…花里愛の…』


バッシャァ~ン


どこだ?


あっ…いた…


グイッ


俺は花里愛を片手に泳ごうとした。


無理だよ…


花里愛との身長差的に…


やっぱり俺と花里愛じゃ合わないのかな…