『無理だし…それと近くなんだからいいだろ?』


私と遥は隣になって遥の前が遥乃で私の前が遥斗になった。


『まぁ、いいけどな…なぁ、花里愛…ここわかんねぇから教えてくれねぇ?』


バン…ドシッ…


『それくらい俺が教えてやるよ!!╬それと、今は国語であって数学ではねぇから!!』


『お前に言ってねぇし…花里愛に頼んでんだけど?』


『別に俺か教えても良くね?』


『俺は、花里愛がいいんだよ!!』


『うわぁ~…お子ちゃまなこと言うとかありえねぇ~…』


『ふざけるな!!』


バンッ


『『……!?』』


『二人ともいい加減にして!!』


『か…りあ?』


『私の付き合いたい人は私の問題でしょ?二人に関係ない!!邪魔しないでよ!!』


『じゃあ、遥と俺とどっち!?』


『私は…今の二人とは付き合わないから!!』


『じゃあ、俺と付き合って!!花里愛!!』


『出雲、ごめんね…出雲は従兄弟で弟みたいなものだから…』


『お前ら…今は授業中だ!!』


『は…はぁ~い!!』