遥は手に当てられたものを拾った。


(シャーペン?違う…芯が針になってる。)


遥の隣の席の美紅が言った。


『服部先生!!席替えしたいです!!』


『しょうがねぇな…』


『よし、席替えするか…』


席が決まった。


『なぁ…遥…花里愛の隣でいいな?』


『はっ?』


『席、代わってくれねぇ?』