遥はバラされるのが怖くなったのか目をつぶった。


遥…


ちゃんと謝れば許すのに…


だって、あんなことされてもまだ好きだから…


だからこそ私の答えるべき答えは一つだけ…


『東堂くんはみんなが思ってるとおり優しくて生徒会の仕事もこなすいい人です…東堂くん…少し二人きりで話さない?』


『あぁ…』


私達は廊下に出た。


『ねぇ、東堂くん…私が怒ってる理由、分かった?』