女子の1人の相川美紅(あいかわみく)が私の腕を引っ張った。



『っ!!』



痛い……




『なぁこいつ俺のだから手出さないでくれるかな?』




東堂くんはそう言うとニコッと笑った。


えっ?助けてくれた?



『誤解がうまれる言い方しないでくれる?』



『別に俺達友達だろ?』



『誰があんたなんかと友達になるわけ?』



私がそう言うと東堂くんは私の耳元で、『そんな事言っていいのかな?』と呟いた。



『絶対言わないでよ…』



『ああ俺達友達だもんな。』



『どうゆうこと?』



『昨日友達になったんだよな。』



『う、うん』



その日の私はいつもとは違って明るく笑顔だったと思う。



友達も出来三人も今日1日何も意地悪しないでいた。