『だって、写真…』



『そんなのいつでも撮れるだろ?』



『遥、最低!!』



『キスなんて初めてじゃないだろ?』



『馬鹿にしないでよ!やっぱり最低…』



『遥斗とはしたくせに…』



『あれはされかけたけどしてないし!』



『大西さんは、俺のこと嫌いなの?』



『今更なんで猫かぶって…』



『そっか…バイバイまた今度ね。』



いつの間にか家に着いていた。



『遥…』



ダッ



遥、酷いよ!!なんであんなこと言うの?



遥なら信じてもいい…そう思えたのに…



あっけなく裏切られた。



これからどうしよう…前の家に帰ろう。



ガチャ



『遥、今までありがとう…さようなら…』



次の日、私が学校に行くと上履きが無くなっていた。




『あれ?ない。』



『探し物ならトイレにあるかもね。』



笑夢…



ダッ



見に行くとトイレの水に落書きだらけの上履きが浸かっていた。



『うっわぁ〜きったなぁーい…』



キッ



私は睨みつけた。



『何よ!!その目は!!そうだ!!』



クス



『あんたもゴキブリ並みにキモイから綺麗にしてあげるね。それ!!』