マスク少女


「あ、あの失礼します!」

とにかく私は逃げた!マッツンとあすかをおいて

「はぁはぁはぁ、何なのあの人!」

素顔を見たい・・・か。


トンっトンっ

「鈴木!」

「わっ!七瀬くん・・・。何か用?」

「藤堂達が探してた。客を避けていくならあっちの階段を使っていけ!」

え、わざわざそれを言いに来てくれたの?
つかめないやつ・・・本当。

「ありがとう。それじゃ!」

気まずいけど、お礼は言わないと失礼だ!私は足早に去る。