マスク少女


「しぃ、少し席について待っててね!」

「へ?」

私は七瀬に用があるの!
私が近づくと何かを察したのか。

「ごめん、俺少し用事思い出したから」

といって席を立つ七瀬。
空気は読めるみたいね

「え〜七瀬く〜ん」
「いっちゃうの〜?」
「ザンネーン!もっとお話したかったなあ♡」

などと騒ぐまわり!
ウッサイ女たちね!

そのまま七瀬は一人廊下の方へでていった。
なに?ついてこいってこと?

人気のないところにどんどん向かってるみたい。

「ここらへんでいいかな!それで、なにか用?藤堂さん」

「あら、察しのいい七瀬くんなら理解してるもんだと思ってたわ!」

「昨日のこと?」

「それ以外になにがあるの」