マスク少女


え…、

苦しいとか、そんな事どうでもよくなるくらい、私の思考は今完全に停止状態である。

「い…。いやーー!!!!」

パシンッッ!

部屋に響く鈍い音。
私はいつの間にか、マッツンのほっぺにビンタをくらわせていた!

「あ…。」

ど、どうしよう。叩いちゃった。
今のは完全に事故だったのに。
マッツンは悪くないのに。

「ん…んー?な、なんだ〜…?」

「マッツン!ご、ごめん!痛かったよね。大丈夫?!」

寝ぼけてるのかまだ自分に何が起こったのか認識出来てないようだ。

そうだ!今のうちにマスクしなきゃ!
すっかり忘れてた。


「マッツン!大丈夫?」

「ん〜?何が〜?」

「な、なにがって…!その…。」

事故でキスして、マッツンのこと叩いちゃったなんて言えないよ!