マスク少女

松本英樹

あー…今日は体育祭か。しぃのやつ、絶対はしゃいでんだろーな。ノリ気ではない俺にとってはとてつもなくダルい!

「英樹さま!英樹さまは何の種目にでるんですか?」
「英樹さま!おはようございます!」

と話しかけてくる知らない女たち。
歩いてるだけでもダルいのに、朝っぱらから毎日話しかけてこないでほしい…。

下駄箱を開けると、
バサッバサッバサッ…と大量の手紙が落ちてきた。あー…。ダルい。
まっ、俺モテるから仕方ないけどな☆俺は落ちた手紙たちを拾った。

「いっ…」

うわ、紙で手を切ったのか、血がでていた。はぁ。保健室にバンソーコーもらいに行くか。

「ごめんみんな。俺保健室に寄って行くからさ、先行っててくれないかな?」

と、まわりにいる女たちに紳士に笑いかける俺イケメン☆

「はいっ!では英樹さま、また後で!」

よかった。素直に去ってくれて。保健室に行く時くらい一人にしてほしいものだ。ふぅ。保健室まで歩いていると…

「……し……だよ…。」

と人の声が聞こえてきた。
なんだ?覗き見なんて趣味はないが覗きたくなるのが本能さ!見ると、そこにいたのは…。