「あー…そうだな。」

「そうだ!早く行きなさいな、私はあすかとラブラブしなきゃいけないんだから。」

「はいはい。じゃーまたな。」

「バイバーイ。」

ふぅ。やっと女子の視線が和らいできた。

「しぃ。よかったの?」

と聞いてくるあすか。

「へ?なにが?」

べつに問題はないと思うけど。

「マッツンも大変ね。」

確かに大変だよねー。あんなたくさんの女の子たちに毎日話しかけられて囲まれて。
私はマッツンの背中をただ見送ることしか出来ないよ。幼馴染みだから。